画像の知識

白トビって?!

こんにちは。さいとうです。

突然ですが、みなさんは「白トビ」って言葉を知っていますか?
鳥の一種ではないですよ。(笑)

白トビ(白飛び)とは、”強い光があたった被写体は、たとえ色があっても、反射によって
白色になってしまう現象”です。

ほぼ毎日、全国各地のお客様から送られてくる検査サンプル品を評価していますが
意外に光沢のある素材が多いんです。
光沢のあるものは、蛍光灯の光でも、「白トビ」してしまうので注意が必要です。

では、光沢のある製品の画像検査は難しいのでは…?と思われるかもしれませんが、ご安心ください。
「光のあて方」を工夫することで、「白トビ」しにくくなります。

次の絵をご覧ください。
これは、光沢のあるラベルをUSBカメラで撮影したものです。
上の絵は、一部「白トビ」していますが、下の絵は画面全体が明るくなっているにもかかわらず
「白トビ」していないのがご確認いただけると思います。

下の絵は撮影する際、照明の位置を斜め上方向に変更しただけなんです。
真上からの光は「白トビ」しやすく、斜め上からの光は「白トビ」しにくい。
簡単なことですが、画像検査を行う上でとても重要なことなので、お知らせします。

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