はじめまして。
4月に入社しました、鈴木と申します。画像検査についてはゼロからのスタートですので、日々新しい知識を吸収できるこの環境を楽しみながら業務に取り組んでいます。
今回、そんな私がみなさんにご紹介するのは「DeepSkyの特徴」についてです。
DeepSkyは、いわゆるAI(Deep Learning)を使用した画像検査ソフトで、検出させたい部分を学習させることでソフト自身が設定パラメータを調整し、認識するようになります。
従来のものとは具体的に何が違うのか、DeepSkyの3つの特徴をお伝えします。
※ワッシャーの傷の検査を例にしています。
検査対象物の位置決めが不要
(傷なしOK)
(傷ありNG)
位置決めが不要ということは、画面内のワッシャーの数が異なっても同じ設定で検査可能です。
固定が難しい検査対象物などに効果的です。
明るさが変化しても検出できる
こんなに暗くしても傷を検出してくれます。
金属部品で反射を抑えることが困難な場合や、そもそも色の種類が複数ある製品等に効果的です。
追加学習ができる
例えば、打痕(ダコン)のような傷を検査していた時に、画像の様な今まで見たことのない傷が出てきたとします。打痕タイプの傷しか学習させていないため、検出してくれませんでした(左の画像)。
そんな時は追加学習です。
現在の設定に追加でこのプレスされたような傷を学習させることで検出するようになります(右の画像)。
判定基準が複数ある製品や、検出したい部分が個々で微妙に異なる場合に効果的です。
弊社HPのDeepSkyのページには、社員みんなで作成した「検査事例100+」があります。(下記YouTube)
こんな検査もできるの?この検査はムリだよね?といった疑問は是非スカイロジックまで!
今は大変な時期だとは思いますので、お体にお気を付けてお過ごしください。
新型コロナウイルス。。。
夏が大好きな鈴木ですが、今年は我慢の夏になりそうです。
(2020.7.6)