もう、見に行かなくていいんです。
目視の巡回確認をカメラと画像処理で自動化します。
・巡回による労力が削減できます。
・人的ミスの防止に役立ちます。
・古い設備からでもデータが取れます。
画像の処理はオンプレミス(LAN網内)で行うため、データ処理が速く、セキュリティの点でも安心な仕組みです。(別途オプションで処理結果をクラウド上にアップし、社外から画像やログを確認することも可能です。)
EasyMonitoring2 ができること
監視したい機器や装置にカメラをポン付けすることで次のことが実現できます。
- 監視対象物を一定の周期で画像処理し、人間が巡回するように正常/異常の判別や、読み取った値の記録が計器ごとにできます。
- LAN内の端末機器からいつでも監視対象物の最新の画像と履歴データが確認できます。
- 異常検出時には複数のスマホあてに画像付きメールの送信や、ブザーやランプなどで出力ができます。
- 多数のカメラ(数台から100台程度、それ以上の場合はご相談下さい)と、各カメラの画像内に多数(1カ所から数十か所)の読取・確認個所の設定ができます。
- SCADAとのソケット通信に対応しており、既存生産システムとの親和性を考慮したインターフェースを備えています。
さらに、AI変化パターン分析による異常検知が可能
EasyMonitoring2では、メーターの指示値が正常範囲内に入っているかどうかを判定するだけでなく、正常範囲の中で通常と異なる変化があった場合にも検出が可能なAIアルゴリズムをいち早く採用しています。これにより、正常範囲内での小さな異常も見逃すことがありません。(※ AIによる異常変化の検知可否は通常時の変化パターンと異常時の変化パターンによって変わります。詳細はお問い合わせください。)
デモソフトがダウンロードできます。
左がカメラ管理部、右側が画像処理部です。
デモソフトでは、お客様のPCで下記の動作ができます。
- デモ画像による疑似動作:デモソフトにはサンプル画像が含まれており、これらの画像を使って監視や画像処理の疑似動作を行ったり、設定を追加変更して試用したりすることができます。
- 現場+カメラ実機でテスト:疑似動作や設定方法のご確認後、実際にカメラを使ってお試し頂けます。貸出機を用意しています。また既に保有されているカメラもご使用頂けます(※仕様に条件があります)。
- データの保存:データをCSV 形式で保存することができます。
- その他の機能:メール通知機能などその他様々な機能をお試し頂けます。
デモソフトの概要と説明は下記よりダウンロードできます。
監視対象物の例
- アナログメーターや7セグ表示器などの数値の変化
- 流量計、フロートメーター等の読み取り
- ランプの点灯状態(制御盤など)
- 炎、液体(オイル、薬品など)
- サーモグラフィーなどの色の変化
- 泡や粒子などの量や状態の変化
- 設備管理モニターの表示と数値
- 既設の監視モニターの自動監視
AIによる監視機能
AI画像処理によりこれまで人による官能的な判定も可能になりました。人や虫の検出も可能です。
廃液処理の監視
縦回転メーター
立入禁止区域侵入
資材部材カウント
虫の混入
EMネットワークシステム
ネットワークカメラでは社内LANなどに存在する複数のカメラから画像を取得することができるので、工場内に散在する設備、機器類の稼働状況を一元的にチェックすることができます。
カメラ1台で複数項目を監視可能
ひとつの画面内に最大で999個の検査枠を設置できますので、対象物を読み取り可能な大きさで映すことができれば、複数の項目を同時に検査可能です。
※同時読み取りできる最大数は読み取り箇所の大きさで変化します。
モニター画面の自動監視も可能
HDMIモニターから直接画像を取得することができるため、カメラで撮影したメーターや設備だけでなく、人が目視確認していた設備監視システムのモニター画面や監視カメラの画面も後付けで自動監視にすることができます。
読み取り値のグラフ表示
時間経過による読み取り値の推移をグラフ表示できます。
判定結果はcsv形式で保存
検査結果ログはcsv形式で保存されるため、Excelなどの表計算ソフトで集計やグラフ化が可能です。
異常発生時はEメールでプッシュ通知
異常発生時にはEメールで通知します。複数アドレスへの送信も設定できます。現場のPCに表示されるグラフや画像のデータをそのまま送るため、あたかも現場にいるかのように画面をチェックできます。
ネットワーク環境がない遠隔地の施設でも携帯電話回線による画像収集が可能
山岳地帯の変電所や臨時設置の設備など、周囲にネットワーク環境がない場合があります。このような条件下では携帯電話の回線(4G/LTE回線)を使うことにより遠隔地からの画像収集が可能になります。回線冗長化、死活監視による自動リカバリー機能により、遠隔地や無人拠点でも安心してご利用いただけます。
さらに電源のない地域での画像収集が可能
電源のない山林や農地でもソーラーバッテリーによる電源供給と携帯電話回線による画像収集が可能です。
カメラはお客様側で選定・増設が可能です。
無線LANを備えたネットワークカメラを使用するのでカメラの種類や設置場所はお客様側で選定して頂けます。赤外線カメラや防水カメラなども使用することができます。(※ただし全てのカメラが使用可能とは限りませんのでサポートにお問い合わせ下さい。)増設はソフトとカメラを連携させる簡単な設定を行うだけで可能で、画像処理の設定も含めてサポート致します。カメラは最大で100台※程度の接続を想定しています。
※同時接続台数はオプションによって制限が変わりますのでご相談下さい。
使用可能なカメラの条件
EasyMonitoring2でネットワークカメラを使用する場合下記の4つの情報が必要です。
- カメラのIPアドレス
- 画像取得コマンド
- カメラのユーザー名
- カメラのパスワード
上記 「2. 画像取得コマンド」についてはカメラのメーカーによって公開状況が異なります。EasyMonitoring2では接続したネットワークカメラに対して「jpg 画像を1枚取得するコマンド」を送信することで画像を取得しております。そのため、jpg画像を1枚送信するAPI(CGI)を有しており、かつそれを公開しているメーカーのカメラであれば使用が可能です。コマンドの公開状況等はメーカー様によって異なりますので、使用予定のカメラメーカー様へ直接お問い合わせ頂けますと幸いです。弊社で使用実績の多いカメラメーカーはアイ・オー・データ、AXIS、パナソニックなどです。
カメラ設定ではネットワークカメラのURL、画像取得コマンド、アクセスのためのユーザー名とパスワードを入力します。
監視の周期に関して
EasyMonitoring2では複数のカメラを接続して対象物の監視を行うことが可能ですが、画像処理はカメラ1台ごとに順番に実施され、画像の取得から処理までにかかる時間は、カメラ1台あたり2秒程度と想定しております。
そのため仮にカメラを10台接続した場合、実現できる最短の周期は20秒という想定です。
製品仕様
EasyMonitorring2は【カメラ管理ソフト】と【画像処理ソフト 】で構成されます。
ソフト | 備考 |
---|---|
EasyMonitoring2 (カメラ管理ソフト) | 可能な設定数(≒使用可能なカメラの数)により価格が異なります。(※1) |
EasyInspector2 (画像処理ソフト) | 画像処理機能により価格が変わります。 |
※1)通常は1カメラ1設定で運用することができます。温度などを2段階で通知する場合など、設定を2通り行う場合は1カメラでも2設定分を使用します。
※2) カメラは市販のものが使用できます(1万円~数万円)。動作確認済みカメラにつきましてはお問い合わせください。
画像処理ソフトの機能
監視対象によりEasyInspector2の機能が選択できます。画像処理パッケージを基本として、監視対象に応じて必要な画像処理を追加することができます。
下の例はメーターなどを読み取る機能「CP(制御盤・ControlPanel) パッケージ」を基本にした場合の構成です。
機能・監視対象例 | 使用する機能 |
アナログメーター読み取り | CPパッケージ(制御盤・ControlPanel) 【 メーター表示読取 +デジタル7セグ表示読取 +ランプON/OFF読取 】 |
流量計、フロートメーター等の読み取り | |
デジタル表示(7セグメント)数値読み取り | |
ランプの点灯状態(制御盤など) | |
ドットマトリックス数値読み取り | 機械学習OCR |
集中管理用PCモニターの数値、表示読み取り | OCR |
液体や炎の色、泡の状態 | 指定色の有無 |
粉や液体の漏れ | |
砂利などの量(*範) | |
バルブの向き | マスター画像との比較 |
微小な粒子の個数、大きさ判別 | 傷・ブツ検出 |
液面高さ(*換) | 位置・幅測定 |
幅、高さ、位置の測定 | |
角度の測定 | 角度測定 |
縦回転電力メーターの読取、難読文字の読取 | AI機能 |
人の不在と禁止区域立入監視 | |
虫の混入・動物の侵入 | |
液体の状態 | |
部品や資材の計数 |
(*範)正常範囲内にあるかどうかのみ判定し、数値は読み取りません。
(*換)位置などのデータとして数値化されますが、Excelなどを使用してのピクセル単位→実単位への換算が必要になります。
EasyMonitoringに関する資料のダウンロードはこちら