検査品の概要
“ネジの打痕”こちらの検証依頼もとても多いです。弊社の従来型汎用画像検査ソフト「EasyInspector」で検査いただく方が良い場合もありますが、コンベア上や作業中に判定する運用で、打痕のような様々な色や形のある不良の場合、AIを使用した検査ソフト「DeepSky」をお勧めすることもあります。今回は弊社で糸コンベアを作成しネジ周囲1周、360度の不良検出について報告しました。
検査設定と検査結果
左画像の様に検出させたい部分(今回の場合は打痕)を矩形で囲む作業をアノテーションとい います。 アノテーションさせた教師画像 24 枚を約 2300steps 回転させて(15 分程度) 学習させました。学習の時間はPCのスペックにより増減します。右画像では打痕部分を緑色の検出枠で示しています。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky 学習版
- 視野範囲:約12x 9mm
- 検査対象の最小サイズ:0.3mm
- 検査個所数:全体1ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:35mm + 接写リング5mm
- レンズと製品との距離:約110mm
- 照明:リング照明 (ネジ下部端面方向から照射)