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検査品の概要

基板に欠けがあると不良品として扱われます。電子部品メーカーは部品の取り扱いに注意を払っていますが、どうしても数枚は不良品が出てしまいます。その不良品が基板側面の欠けでした。目視で検査する際に、欠け部分と、基板模様の見分けがつきにくいため、検査に苦労していました。その苦労を、画像認識で補うことで、効率よく正確に検査することを目標にしました。

検査設定と検査結果

EasyInspectorの「傷ブツ検査」の機能を使用して、基板側面の欠けを検査しました。基板を少し傾けることにより、欠けが見えやすくなります。検出感度(輝度差)を厳しく(10)検査したところ、欠け部分は検出できましたが、基板模様も一緒に検出してしまいました。さらに検査を進めて、検出感度を緩く(20)すると、基板模様は検出されず、欠けのみを検出することに成功しました。

使用したソフトと機器

  • 使用ソフト:EasyInspector310
  • 検査対象の最小サイズ:約3~5mm
  • 検査個所数:4箇所
  • カメラ解像度:EI-Scan

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