検査品の概要
基板のレジストは、小さく細かいうえに広いシェアで多用されています。しかし、正常に機能させるためには、「レジストのズレ」や、「シルクのズレ」などを点検する必要があります。電子部品メーカーでは、その点検作業を効率よくやるために、画像処理ソフトを取り入れました。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「色比較検査」の「マスター画像との比較検査」の機能を使用して、レジストズレ(2箇所)と、シルクズレ(2箇所)を検査しました。合否基準値の上限を設定することで、設定以上のピクセルのズレを検出したら、不合格となる設定にしました。検査対象の位置設定、ズレ補正を厳しく行い、1mm以下のズレを検出させることができました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector710
- 視野範囲:850mm x 850mm
- 検査対象の最小サイズ:約3mm x 4mm
- 検査個所数:4箇所
- カメラ解像度:ScanSnap SV600のスキャナを使用