検査品の概要
自動車部品メーカーのプラスチック部品のシボ面を検査する際に、バリが出ることがよくあります。しかし、シボ面と0.5mm以下のバリは見分けが困難なため不良品を出荷することがありました。なんとか、小さい誤差を検出するべく、画像処理ソフトを導入することを考えました。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「寸法角度検査」の機能とバックライト照明を使用しました。バックライト照明を使用することにより、対象物の輪郭をはっきりと写し出すことができました。そして、「寸法角度検査」を使用して、明るいところから暗いところの境目を検出する設定にします。正常な部分の数値より大きい場合に不合格判定を出し、0.5mmのバリを検出するができました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector310
- 視野範囲:70mm x 90mm
- 検査対象の最小サイズ:0.5mm
- 検査個所数:1ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:12mm
- レンズと製品との距離:約190mm
- 照明:バックライト照明