検査品の概要
以前よりお問い合わせのある産業機器メーカー様はたくさんの事例をご相談いただいています。今回はプラスチック部品のボールの有無を判定する設定を試みました。
こちらのサイトで紹介している事例は簡易検証です。弊社で照明、カメラ、レンズなどを用意して、見たい欠陥が検出できるかどうかテストします。通常、サンプル数、検出対象物は2種類程度でお願いしております。簡易検証は検出可能性の見通しを確認するための作業のため、多数のサンプルを使った検出精度、画像解像度と検出精度の相関、などの定量的な評価は原則として含まれません。
検査設定と検査結果
お送り頂いたサンプル品で部品(ボール)の有無検査を行いました。 リング照明を使用してボールを黒く写るようにすることで、EasyInspectorの「色比較検査の指定色の有無」機能を使用することにより5カ所の部品の有無を0.14秒で判定することができました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector710
- 視野範囲:約42 x 33mm
- 検査対象の最小サイズ:5mm
- 検査個所数:5ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:25mm
- レンズと製品との距離:約180mm
- 照明:リング照明
- 照明と検査品の距離:約180mm