検査品の概要
精密板金加工メーカーではショートショットとゲートカット不良が発生してお困りでした、そこで欠陥部分を自動検査できないかお問い合わせがありました。
弊社の検査ソフトはシステムに組み込みやすい利便性もあり、Windowsを操作する要領で簡単に運用できるため産業機械メーカーだけではなく、ユーザーから直接のお問合せも多数あります。
検査設定と検査結果
お預かりしておりましたサンプル品にて検証を行った結果をご報告致しました。 EasyInspectorの「色比較検査」を使用して、マスター画像(良品)との差異を検出することで、2.79秒で8カ所のショートショットとゲートカット不良の検出は可能でした。ズレがどの程度出現するかや枠の設置の仕方にもよりますが、今回は4つのワークを別々にズレ補正を行ったため、処理に時間がかかり1回の検査が2秒程度となっています。運用ではバックライト付きコンベアをご検討いただく事になりました。画像の赤の表示は「不合格」青の表示は「合格」の検査結果です。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector710
- 視野範囲:約241 x 181mm
- 検査対象の最小サイズ:5mm
- 検査個所数:8ヶ所
- カメラ解像度:500万画素
- レンズ焦点距離:12mm
- レンズと製品との距離:約520mm
- 照明:バックライト(透過照明)
- 照明と検査品の距離:ワークの直下より照射