工業製品

DeepSky(物体認識)

FAに適した物体認識モデル

DeepSky(物体認識)は現場ユーザーが簡単に運用できるオールインワン&シンプル操作のAI画像検査ソフトです。FAでの使用に適したモデルを採用。高い精度で部品や欠陥を認識します。

オールインワン:PC1台で「画像データ収集→学習→判定」を行うことができます。
細かな設定調整は不要:撮像した画像内で見つけたい部分を囲んで「学習」ボタンをクリックするだけ。AIが自動で設定パラメータを調整し、10分後(※)には対象物を認識するようになるため、これまでの難しい設定作業が不要になります。AIの画像処理は従来の手続き型(ルールベース)の画像処理とは異なり設定が簡単で、複雑かつ変化しやすい条件下での判定に強みを発揮します。

※必要な学習時間は対象によって異なり、5分から数時間程度です。

Web上でのお試しサービス開始しました!

画像クリックでお試しページへ移動

デジカメなどで撮影した良品画像・不良品画像があればお客様ご自身の画像で検出のテストを行って頂けます。Web上でDeepSkyに学習させ、AIによる検出性能をお試しください。検出結果はメールで通知されます。
※初回ご利用時にはメールアドレスなどの登録が必要になります。海外からのアクセスはできません。

DeepSkyで検出できるもの

物体認識の仕組みには様々なタイプがあります。例えば認識精度が高く高性能なPCを必要とするもの、認識精度はそれほど高くない代わりに高速で処理できるものなどがあります。DeepSkyはFAでの用途に合わせた認識精度と適応性が高いタイプの AI です。そのため20-30万円程度の高性能なPCが必要となります。検査時間は0.2秒から0.5秒程度です。

欠陥検査:布製品の汚れや破れ、シボ加工された成形品、実装基板など

傷の検査:プレス成形品の打痕、キズなど

計数・数量判定:部品の員数管理、箱詰め製品の抜けや向きの確認など

組付け確認:ワイヤーハーネスの配線色、部品の配置間違い・半勘合など

有無の確認:添付、同梱物、取り付けた部品などの確認

対象物の分類:製品の組み合わせの確認など

状態の監視:物体の回転/停止の確認、異常状態の判定など

その他FA以外の用途:切手や硬貨の識別、地形、マスク着用など

上記は一例です。ディープラーニングにより様々な検査が可能になります。詳細は下の動画と、このページ下部にある100例以上の事例集をご覧ください。

90秒動画:DeepSky事例集100+

対象物を動かしながらの検査にもご利用頂けます。

端子芯線のはみ出し検出の例。コンベア上を流れる端子を約1秒おきに監視しています。

Webサービスを利用したお客様による評価

デジカメなどで撮影した良品画像・不良品画像があればお客様ご自身の画像で検出のテストを行って頂けます。Web上でDeepSkyに学習させ、AIによる検出性能をお試しください。下のボタンか画像をクリックでDeepSky Web サービスのページを表示します。

※初回ご利用時にはメールアドレスなどの登録が必要になります。また、海外からのアクセスはできません。

DeepSky Web フロントページ
お客様が撮影した画像で検出性能を確認頂けます。

  1. 撮影:検出を行いたい合格品・不合格品の画像をデジカメなどで撮影し、一つのフォルダにまとめて保存しておきます。
  2. アノテーション:「アノテーション」メニューをクリックします。手順1のフォルダからアノテーションを行う画像を読み込み、各画像の中で検出したい対象物にアノテーションboxを配置します。
  3. アノテーションデータのアップロード:「アノテーション」の「学習」ボタンをクリックして、手順2で作成したアノテーションデータをDeepSkyプログラムにアップロードします。学習完了後、ご登録のメールアドレス宛てに学習完了通知メールが送信されます。
  4. 検出・認識:「検出・認識テスト」メニューをクリックして検出・認識したい画像をDeepSkyプログラムにアップロードします。結果画像はご登録のメールアドレス宛てに画像添付メールとして送信されます。

機能と価格

DeepSkyには学習版と運用版があります。
学習版と運用版の説明や学習サービスの詳細については下記をご参照ください。

機能型式価格説明
DeepSkyライセンスキーDS100¥198,000DeepSkyの基本機能です。
撮影と合否判定、アノテーション(※1)が可能です。学習(※2)を行うには別途学習機能オプション(型式:K1)が必要になります。
オプション
学習K1¥282,000DeepSkyで学習を行い、検査に必要な設定(モデル)を作成する機能です。初回導入では必須機能になります。
マルチカメラ(2台)C1¥198,000カメラを2台使用する場合など、1台のPCに2つのDeepSkyを同時に起動する場合に必要な機能です。
拡張コマンド1E1¥98,000DeepSkyを外部制御するためのコマンドを拡張する機能です。(※3)
拡張コマンド2E2¥198,000DeepSkyを外部制御するためのコマンドを拡張する機能です。(※3)

導入には別途PCとカメラが必要になります。動作確認済みPC・カメラの型番等につきましてはお問い合わせください。

(※1)アノテーションとは画像内で認識したい箇所(部品、異物、欠陥など)を指定する作業のことです。
(※2)学習とはアノテーションされた画像データから判定に必要なパラメータデータを作成する処理のことです。
(※3)DeepSkyを制御するためのコマンドは無料の標準コマンドの他に2種類の拡張コマンドがあります。
標準コマンド:状態取得、検査実行(合否応答のみ)、品種切替、ソフト終了
拡張コマンド1:検査実行(詳細結果応答)、品種問合せ、学習実行など
拡張コマンド2:ウインドウ状態(最大、最小など)切替、品種追加、品種名変更など

動作環境とオプション

DeepSkyをインストールするPCは特定のGPUを搭載している必要があります。
動作確認済みPCの型番や仕様の詳細についてはお問い合わせ下さい。

パソコン※OSWindows10(64bit)
CPUCore i7以上
RAM16GB以上
GPUNVIDIA GeForce、Quadroシリーズ
標準モデル:VRAM 8GB以上推奨
標準外モデル:VRAM 12GB以上推奨
使用可否がご不安な場合はお手数ですがお問い合わせよりご確認頂けますと幸いです。
カメラ+レンズ130万画素カラー(グローバルシャッター)
※特定のカメラのみ使用可能です。メーカーを選択することはできません。
レンズは対象物のサイズと撮像距離により選定
I/OユニットインテリジェントI/O
品種変更(32種類まで)、I/Oによる検査の実行、OK/NG/BUSYの出力が可能。
最新バージョン2.2.1.1(2022.10.7)

※特定のPCで動作を確認しております。仕様の詳細についてはお問い合わせ下さい。

製品仕様と特徴

仕様
学習に使用する画像枚数10枚~1,000枚程度(検出対象の特徴が明確なほど少ない枚数、少ない時間で学習できます。)
学習時間5分~数時間程度
一品種あたり登録可能な検出対象の種類1~1000種類(ここでの種類とは「ネジ」「乾燥剤」「トマト」など、アノーテーションする際に使用する分類名のことをいいます。100種類を超えて検出対象の種類を増やした場合、検出率が下がることがあります。)
カウント個数0~1000個
画像保存品種ごとにOK、NGフォルダに分類して保存。(JPG、PNG)
CSV(Excel)データ保存品種ごとに月(または日)ごとに分割して保存。
I/O入出力オプションのインテリジェントI/Oにより品種切替と検査トリガの入力、OK/NG/BUSY出力を行います。
RS232C通信または
ソケット通信
品種切替と検査開始、合否判定出力を行います。また検出物のラベル名と個数を返します。
特徴
検出パラメータ設定、
プログラミング
不要
クラウド利用不要
利用期限
(月間/年間利用料)
なし
バージョンアップ有償

インストーラはUSBメモリで納品されます(USBメモリの仕様は変更されることがあります)。

検査事例100+

100以上の検査事例をジャンル別にご覧頂けます。
AI(ディープラーニング)により画像処理で判定できる分野が大きく広がりました。下の例はDeepSkyを使用した様々な画像処理結果です。画像クリックでそれぞれのジャンル別ページに移動します。

欠陥の検出

異物や傷の検出

計数・数量の判定

組付けの確認

対象物の分類・組み合わせ確認

有無の確認

状態の監視

その他FA以外の用途

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