検査品の概要
自動車用部品などを塗装後に検査する際に、塗装ミスによるブツがついていて不良品を出荷することがありますが、そのブツを画像検査で検出できるようにしたいと考えました。自動車部品メーカーでは、このような塗装後の不良検査は製品を組み立てる上で重要視されていたので、正確性を求めるために画像処理の導入を検討しました。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「傷ブツ検査」の機能を使用して、周囲のピクセルと比べて明るいピクセルを検出する検査枠と、暗いピクセルを検出する検査枠を同じ位置に設置し、どちらに映っても検知できるような設定をしました。背景が縞模様の場合も、設定を変更することにより、1mmサイズのブツを検出することができました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector710
- 視野範囲:55mm x 73mm
- 検査対象の最小サイズ:1mm
- 検査個所数:1ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:12mm
- レンズと製品との距離:約140mm
- 照明:バックライト照明