検査品の概要
自動車メーカー様からのご依頼でラベル印字の読み取り検査をしました。
英字と数字が混じり合う検査は判定が当時は難しかったようで。こちらの判定も照明や設定に工夫をしてより精度高く読み取りができました。 こちらのご依頼は2015年ですが 現在のEasyInpectorでのOCR読み取り機能についてはブラシュアップされて精度が上がっており、画像を残し、CSVに内容を記録することができます。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「文字認識(OCR)」機能を使用することにより16カ所の印字の読み取りを検出し、精度としては9割の確率にはなりますが、3.41秒未満で判定することができました。300万画素が1番安定した検査になりました、やはり英字と数字が混ざっていると誤検出しやすく、例えば「8」と「B」は誤検出しやすい文字ですが数字の中で8があり、英字の中にBが入っておりますと比較的安定して正確に読み取ることができました。検査枠数が増えますが英字と数字を分けて、検査枠を設定すれば安定した検査が可能になると考えられます。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector710
- 視野範囲:1200 x 1000mm
- 検査対象の最小サイズ:2mm
- 検査個所数:16ヶ所
- カメラ解像度:130万、300万、1400万画素カメラ
- レンズ焦点距離:高画素用25mm
- レンズと製品との距離:310mm
- 照明:直線蛍光灯