検査品の概要
某自動車メーカー様の車両本体の型式ラベルの読み取りをCSVへ記録するテストと銘板刻印の読み取り検査の依頼がありました。当時では精度高い読み取りは難しい案件でした。
英字と数字を分けて検査する工夫をしました。
検査設定と検査結果
EasyInpectorの「BAR/QR/OCR」機能を使用し2つの品種の読み取りを行いました。1つ目の品種はラベルの文字読み取りで38の検査枠を設定し、50文字以上を4.74秒で読み取りしました。もう一つは銘板の文字ですこちらも23の検査枠を設定し4.65秒で判定しました。本件はシステムのバージョンアップに貢献してくれています。
現在はEasyInpectorの「OCR Pro検査」としてより簡単に設定し、精度の高い読み取りが可能になっています。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector710
- 視野範囲:100 x 70mm
- 検査対象の最小サイズ:5mm
- 検査個所数:61ヶ所
- カメラ解像度:300万画素
- レンズ焦点距離:25mm
- レンズと製品との距離:310mm
- 照明:直線蛍光灯