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検査品の概要

産業用機械メーカーからのご依頼で、金属塗装品の「線傷」「滲み」「点傷」のNGを見分ける検証です。ひとつの不良サンプル品の向きや位置を変えて撮影し検証することとなりました。

検査設定と検査結果

今回は照明に工夫を凝らし撮影することで判定が可能になりました。
弊社で所有している同軸落射照明のサイズの関係上、ワーク全体を納めることができ なかったため、傷部分を対象に撮像しました。 本来はサイズの合った同軸落射照明で縦横 1.5 倍程度の視野を撮像して検査を行いますが、 負傷箇所のサイズからして今回と同等の検出精度になると考えられます。検出精度を高くするために誤判定の写真を教師画像として使用し、追学習することができます。
左画像は検出したい不良部分を囲いパラメーターを設定してくための「アノテーション」です。
右画像は学習しパラメーター設定後の不良を検出している「枠」です。

使用したソフトと機器

  • 使用ソフト:DeepSky(学習版)
  • 視野範囲:80 x 70mm
  • 検査対象の最小サイズ:5mm
  • 検査個所数:画面全体1ヶ所 (線傷、滲み、点傷を見つける)
  • カメラ解像度:130万画素
  • レンズ焦点距離:12mm
  • レンズと製品との距離:140mm
  • 照明:同軸落射照明
  • 照明と検査品の距離:約40mm上部から照射

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