検査品の概要
自動車やバス、トラックなどに設置する車内用カーテンはアコーデオン式にたたまれています。
付けられている「フック」や「タッセル」と呼ばれるベルトや「マジックテープ」など様々な部材が決まった位置に取り付けられていないと合格品とはなりません、作業員が治具を使用し複数回に分けて検査している現在の工程を自動化したいご要望です。
検査設定と検査結果
検査ソフト「DeepSky」を使用して検査しました。
まず見つけたい部材をアノテーションします(左画像)。検査部分をソフトに覚えさせるため、ベルト・部品 A・部品 B・マジックテープ・商品タグ の5種類 に分けて、10 枚の良品教師画像をアノテーションしました。次に設置されるべきエリアを指定しました(右画像)。
ワークを正しい指定位置に撮像する必要がありますがアコーディオン式なので位置の指定のために固定のための治具を使用した提案になっています。
指定の場所に指定の部材があればOKなければNGと精度高く判定することができました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky
- 視野範囲:700 x 500mm
- 検査対象の最小サイズ:20mm
- 検査個所数:15カ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:6mm
- レンズと製品との距離:100mm
- 照明:室内蛍光灯