検査品の概要
黒いワークに黒い部材が使用されている場合画像検査での有無判定は難しいとされてきました。
今回は自動車やトラック、バスの窓に取り付ける黒いアコーディオン式のカーテンに、黒い部材の実装検査です。弊社のある静岡県浜松市、近隣には自動車部品の工場がとても多く、弊社検査ソフトはいろいろな自動車部品メーカーに運用いただいています。
検査設定と検査結果
いわゆる AI(Deep Learning)を使用したソフトで検査しました。
検出させたい箇所を学習させることでソフト自身が設定パラメータを調整し、 認識するよう になります。 こちらの検査ソフトでは「黒ワークに黒い不良」や「金属(シルバー光沢)に金属部材や不良(シルバー光沢)」なども簡単な設定で検査することができます。ぜひ、実際にHPの「DeepSky学習サービス」でお試しください。
持参いただいた、自動車用黒カーテンにて検証しました。取り付け部品の個数の検出、部品の取り付け位置についても判定可能でした。画像外側の青い検出枠がエリア指定の合格、内側の黄緑色と水色の検出枠が部品の種類の合格を表しています。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky
- 視野範囲:400 x 300mm
- 検査対象の最小サイズ:10mm
- 検査個所数:7ヶ所(部材とエリアの判定)
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:6mm
- レンズと製品との距離:9000mm
- 照明:室内蛍光灯