検査品の概要
自動車メーカーが使う金属品は打痕や黒点などで不良を出荷する場合もございますが、寸法が違っていては元も子もありません。その寸法を検査するべく、弊社のソフトを使用する経緯となりました。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「寸法角度検査」の機能を使用して、3箇所それぞれ長さが違う部分を測定しました。まず、エッジをくっきり出すために、バックライトを使用しましたが、検査対象物をそのままバックライトの上に置いた時に、光が不規則に反射してエッジがぼやけてしまいました。そのため、ガラスの上などにおいてバックライトから40mmほど離した状態で撮影しました。検査対象物が暗く見えるので、明るい部分から暗い部分を上下で検出して、寸法を測りました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector300
- 視野範囲:23mm x 28mm
- 検査対象の最小サイズ:約1.16mm
- 検査個所数:3箇所
- カメラ解像度:130万画像
- レンズ焦点距離:50mm
- レンズと製品との距離: 約280mm
- 照明:バックライト