検査品の概要
このところ、お問合せの数が増えた事例としてダイカスト製品があります。
DeepSky という、いわゆる AI(Deep Learning)を使用したソフトで検査しました。 検出させたい箇所を学習させることでソフト自身が設定パラメータを調整し、認識するようになります。
今回はDeepSky でコンベア上を想定し全数検査する運用を想定しています。
検査設定と検査結果
今回もエンドユーザー様から直接のお問合せでありました。弊社ではコンベアなどの産業機器の販売は行っていないため業者を通して購入いただくようにお願いしています。
左の画像はアノテーションと呼ばれる検査で見つけ出したい不良部分を囲う作業です。
右の画像は検査結果の検出枠です。数字は認識点数というAIの自信度%です。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky
- 視野範囲:約46×37mm
- 検査対象の最小サイズ:5mm
- 検査個所数:1ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:50mm+接写リング5mm
- レンズと製品との距離:約430mm
- 照明:室内蛍光灯