検査品の概要
木材加工機器メーカーから寸法検査の依頼です。
様々な分野で少子高齢化の影響により熟練労働者の確保が難しくなってきたことが大きな社会問題となっている昨今、人間の目視による点検や判定を画像解析にゆだねることで生き残りや起業成長を展開できる機会が到来しているように感じます。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「寸法角度検査」機能を使用することにより4カ所の寸法を0.72秒で判定することができました。
各部寸法を測定する際のエッジ部分が検出できるように検査枠を設置致しました。 背景部はエッジが検出されやすいように白色になるように致しました。 明暗の差が大きい程、エッジとして検出がされ易くなります。 影ができないように照明位置を両側より照らしています。左の画像はマスター画像(検査部分を桃色と緑の枠で設定している)右の画像は良品の検出を青色の検出枠で表示しています。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector
- 視野範囲:約217x 181mm
- 検査対象の最小サイズ:2mm
- 検査個所数:8ヶ所
- カメラ解像度:500万画素
- レンズ焦点距離:12mm
- レンズと製品との距離:約400mm
- 照明:バー照明 2本
- 照明と検査品の距離:約300mm左右斜め上部から照射