検査品の概要
工業用機械の刃物を中心に活躍されているメーカー様はAI(ディープラーニング)を用いたDeepSkyと従来型ルールベース式EasyInspector両方に興味をもっていただいたようで、サンプル品をお送りいただきました。
今回はEasyInspectorでの検査のご報告です。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「マスター画像との比較」機能を使用することにより1カ所の穴の違いを検出し、見た目の似通った類似品(異品)を1.64秒で判定することができました。ズレ補正枠はワークのカド部分(赤枠)と穴部分(水色枠)に設置しました。右の画像では溝の影になっている部分に、ピンの白い色が出現しており、その部分を差異として赤く検出して NG と判定しています。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector710
- 視野範囲:約50 x 40mm
- 検査対象の最小サイズ:3mm
- 検査個所数:1ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:25mm
- レンズと製品との距離:210mm
- 照明:室内蛍光灯