検査品の概要
一見似通った類似製品の製造をひとつのラインで行うことはどの業界でも一般的です。オーディオ機器メーカーでも形の同じブルーレイレコーダーの背面表示を間違う事故が発生したり、印字がかすれ読み取れない不良が発生していました。
検査設定と検査結果
EasyInspectorの「マスター画像との比較」機能を使用することにより6カ所の印字違いを検出し、見た目の似通った類似品(異品)を0.36秒で判定することができました。印字のズレが±1mm 程度は合格の場合今回の検査設定では不合格になってしまう為、設定を多少変える必要がございます。 例えば、照合レベルを大きな値に設定する、あるいは各検査枠のズレ補正を「おまかせ」にして各所でズレ補正を行い、位置ズレにつきましては別途寸法角度検査で検査する等の方法があります。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:EasyInspector310
- 視野範囲:約200 x 130mm
- 検査対象の最小サイズ:2mm
- 検査個所数:6ヶ所
- カメラ解像度:300万画素
- レンズ焦点距離:12mm
- レンズと製品との距離:280mm
- 照明:室内蛍光灯