検査品の概要
自動車部品などの精密加工品メーカー様からの簡易検証後の運用についての具体的なご相談の内容です。
ワッシャーのテクスチャーを画像処理してダレ部分を検出するための設定を作成します。
無料サンプル評価では、まず頂いたサンプルまたは画像を使用して簡易検証を行い、検証結果を報告いたします。
簡易検証ではご要望の検出/判定が可能か社内の機器で評価します。簡易検証で検出や判定できた場合、実際の運用を想定したテスト(実現性検証)を行い、処理時間や判定精度などの評価を行うことをお勧めしています。実現性検証を行う場合、弊社で引き続き行う(有償)か、弊社貸出機を使って御社で検証されるかお選び頂けます。
検査設定と検査結果
お預かりのサンプル品で検証したところ、ダレの有無の判別は可能でした。
真横より少し斜めに撮像した方がダレの有無による写りの差が良く出ました。13 枚の画像を教師データとして使用して検査したい箇所を枠で囲み、各画像の該当箇所全てに「ダレ有り」または「ダレ無し」のラベル設定しました。約 500step 学習を実行し、「ダレ無し」のラベルが見つかった時に不合格となるよう設定しました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky
- 視野範囲:約112x 89mm
- 検査対象の最小サイズ:30mm
- 検査個所数:8ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:16mm
- レンズと製品との距離:約280mm
- 照明:室内蛍光灯