. . .

検査品の概要

以前よりお取引のある自動車内部品などの樹脂成型部品製造のメーカーからのお問合せです。黒地に黒い異物や部品は今まで検出の難しい検査とされてきました。AI (ディープラーニング)を使用した画像検査ソフトDeepSkyではこういった同色の部品や異物の認識も可能です。

検査設定と検査結果

130万画素カメラでおおよそ全体の1/4の視野範囲を撮像し、学習→検出を行いました。その結果、検証環境下においてはクリップの種類及びタッカーの本数を識別することが可能でした。また斜面に貼り付けられたファスナーなどで、タッカーが見えにくくなっているものに関しては恐らく検出が困難ですのでカメラに写す角度に工夫が必要と思います。ラベル分け(見つけたいものの名前を付けて登録)は11種に分けました。教師画像13枚で1600step学習して簡易テストを行いました。

使用したソフト

  • 使用ソフト:DeepSky

2 thoughts on “黒地に黒部品の検出”

  1. 小堤啓介 より:

    黒色の樹脂成形品を生産しています。
    成形品の大きさは、320mmx140mmx高さ8mmです。
    30sec毎にコンベア上へ1個生産されます。
    製品の平面全領域の突起部の欠損部や表面肌のムシレなどを黒色の中の色差で
    検出したいのですが可能でしょうか?

  2. お問い合わせいただきまして誠にありがとうございます。

    検査実績の中には黒色の製品も多く、検査内容としてはショートが主です。ショート以外ではシルバーや表面の荒れなどがございます。分野としては自動車関連、または家電が多いです。

    検査の内容や検査個所の状態によってAI(ディープラーニング)の方が適しているか、手続き型の処理(良品と重ね合わせて比較など)の方が適しているかの確認が必要になります。

    その他、黒色部品なので光の当て方を考慮する必要もありそうですが、撮影の検討も含めて無料評価サービスという、サンプルを預からせていただいてテストをするサービスを随時行っております。ご検討頂けますと幸いに存じます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です