検査品の概要
自動車部品などの樹脂成型部品は類似品の場合は見た目がほぼ同じため類似の異品を出荷するという事故が発生していました。商社様からのお問合せで打痕などの不良の検出テストをしました。
検査設定と検査結果
お預かりのサンプル品で検証した限りでは、打痕の検出は可能でした。学習は約 2,400step 実行し、16 分程度でグラフは収束しました。時間は使用する PC のスペ ックにより増減します。 検証で使用した PC の主なスペックは
OS :Windows10 Home 64bit CPU: Intel(R) Cpre(TM) i7-9750H RAM :16GB GPU :NVIDIA GeForce GTX1660 Ti
今回は打痕などの不良を「異常」とラベルしています。
左画像はアノテーション 右画像は検出枠です。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky学習版
- 視野範囲:約80x 64mm
- 検査対象の最小サイズ:5mm
- 検査個所数:1ヶ所(画面全体から異常を見つける)
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:25mm
- レンズと製品との距離:約350mm
- 照明:室内蛍光灯