検査品の概要
冷凍食品メーカーでも他の業界と同じように発送時には梱包し商品名や日時の記載やPPバンドで結束する工程があります。 今回はそのような出荷時の検査です。印字を2ヶ所とPPバンドで正しく結束されているかの3つの項目4カ所の判定をしました。
検査設定と検査結果
ディープラーニングによる画像処理でカートンの OK/NG は左画像のように判別可能でした。
左画像では、黄の検出枠は日時の印字、緑の検出枠は商品名、水色の検出枠はppバンドの検出を表しています。
このように検査する箇所は重なることも可能です。 現場の環境に近くなるよう、対象物の前にバーを置き評価しました。 真横からの撮像で製品名の部分が隠れてしまうと認識が難しいので、カメラを斜めにしてカートンの文字が半分以上写るようにし撮影+検査をしました。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky学習版
- 視野範囲:約690 x 550mm
- 検査対象の最小サイズ:30mm
- 検査個所数:3ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:8mm
- レンズと製品との距離:約820mm
- 照明:室内蛍光灯