検査品の概要
医薬品メーカーでも他の業界と同じように製品の規定数を紙製の箱に入れシールで封をして出荷していましたが、シールの貼り忘れという事故が発生していました。
作業中の様々な向きや角度であっても位置固定がなく検出できるDeepSkyで検証致しました。DeepSkyはこういった検査が得意なソフトです、業界を問わずにご活用いただいています。
検査設定と検査結果
DeepSkyの検査機能を使用することにより1カ所のシールの有無を検出し、0.23秒の検査時間で判定ができました。検査時間はパソコンのスペックなどで変わります。画像は報告書より切り抜きました。左画像ではラベル1種でシールを1つ検出するとOKの設定をしています、右画像では検査判定の「OK」と「NG」は誤検出なく判定しています。
頂いた画像での検査でしたが、今回はカメラなどの環境も想定でご案内しています。
カメラやレンズは許容できるワーキングディスタンスや視野範囲によって変わってきます。
使用したソフトと機器
- 使用ソフト:DeepSky 学習版
- 視野範囲:約500 x 400mm
- 検査対象の最小サイズ:30mm
- 検査個所数:1ヶ所
- カメラ解像度:130万画素
- レンズ焦点距離:6mm
- レンズと製品との距離:600mm想定
- 照明:室内蛍光灯