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検査コラム(検査ブログ抜粋)


よく「大きさ○○cm×○○cmの検査品の中にある○○mmの汚れや傷が検出できるか?」というご質問をいただきます。
その場合、以下のように計算して、お答えしています。

この例の場合、5mm角以上の汚れや傷であれば検出可能です。とお伝えしています。
逆に3mm角以下の汚れや傷を検出する場合は、カメラ画素数を高くするか、検査ポイントを拡大する方法を
お勧めしています。
その他、高倍率のレンズを使うなど『検出できない』を『検出できる』に変える方法を考えていきますので
お悩みの際には、いつでもご相談ください。

画像検査ブログ 2012年8月27日「検出できる?できない??」より
大きなモノを検査する場合や、検査箇所が複数ある場合に、マルチカメラ(複数カメラ)での検査をご希望されるお客様が多くいらっしゃいます。
その中で、「1台のパソコンにカメラは何台接続できるの?」というお問い合わせをいただくことがあります。

カメラの接続台数は、使用するパソコンの能力に関わるため、はっきりと申し上げられないことが多いですが、「低画素カメラなら3台、高画素なら2台か場合によっては1台のみ。」とお伝えしています。
参考までに、社内にある3台のパソコンで何台カメラが接続できるか調査した結果を以下に記します。

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◆パソコン1=ノートパソコン
Win7 64bitOS Core i5 2.3GHz RAM=8GB
USBポート数=3

130万画素カメラの場合=2台まで接続可能
30万画素カメラの場合=2台まで接続可能

3台目以降のカメラは黒色表示となり、検査箇所が表示できない状態となりました。
正常動作したカメラはパソコンに直接接続したもので、USBハブ経由で接続したカメラは、表示されませんでした。
上記より、USBハブ経由でのカメラの使用は、ほぼできないと考えられます。
マウスやUSBライセンスキーは、ハブ経由でも問題ありませんが、マウスやUSBライセンスキーが挿入されているハブに1台のみカメラを接続しても正しく表示されませんでした。(黒色表示のままフリーズ)
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◆パソコン2=デスクトップパソコン
Win7 32bitOS Core i7 2.93GHz RAM=6GB
USBポート数=8
130万画素カメラの場合=2台まで接続可能
30万画素カメラの場合=3台まで接続可能

130万画素設定時は、3台目以降、30万画素設定時は4台目以降のカメラは黒色表示となり、検査箇所が表示できない状態となりました。
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◆パソコン3=デスクトップパソコン
Win7 32bitOS Core2 1.80GHz RAM=1GB
USBポート数=8
130万画素カメラの場合=3台まで接続可能
30万画素カメラの場合=3台まで接続可能

130万画素、30万画素設定ともに4台目以降のカメラは黒色表示となり、検査箇所が表示できない状態となりました。
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最近のパソコンはCore iシリーズがほとんどですが、一世代前のCore2の方がマルチカメラには合っているようです。
いずれにしても、USBカメラはUSBハブ経由では動作しない可能性が高いので、ご注意ください。

どうしてもカメラ台数を増やしたい…という方は、パソコンにUSB3.0ボードを増設する方法もございますので、お困りの際にはお気軽にご相談ください。

画像検査ブログ 2012年12月3日「パソコン1台にカメラは何台接続できるか?」より
下の2つの絵を見比べてください。
どちらが安定した寸法角度検査ができるでしょうか?(直感でお答えください)

正解は②です。
①と比較すると、②は検査品の輪郭(エッジ)が鮮明になっていることがご確認いただけると思います。
目はぼんやりしたものより、鮮明なものの方がよく見えますが、画像検査でも同じです。
はっきり&くっきり写っているものは安定した画像検査ができます。

ちなみに①と②は同じカメラ、同じ角度で撮影したものです。
では、なぜこんなに違いがあるのか?タネ明かししますと、②はバックライトを使用し、下から検査品を照らしています。
照明ひとつで映り方がこんなに違うんです。
バックライトは、画像検査用に高価なものを用意する必要はありません。
弊社では、amazon等で販売している「コミックマスタートレーサー」という製品を代用しています。

画像検査ブログ 2012年12月17日「はっきり&くっきりで画像検査はバッチリ!」より