DeepSkyの機能① - エリア判定
こんにちは、南野です。DeepSkyリリースから少し経ちましたが現在も継続して機能強化中です。今回はその中で現場目線の機能の一つをピックアップしたいと思います。
機能:エリアごとのOK/NG判定
「画像の中に何が何個検出されたか」だけではなく「どこに検出されたか」で判定する機能です。
用途によっては画面全体での個数では正しく判定できない場合があります。例えば下のようにコンデンサ2個、向きが互い違いになっている場合です。この場合、コンデンサの向きがそれぞれ逆になっていれば不合格とすべきですが、全体の個数としてはどちらも極性マークが上にある物と下にある物、それぞれ1個ずつとなるためどちらも合格となってしまいます。
用途によっては画面全体での個数では正しく判定できない場合があります。例えば下のようにコンデンサ2個、向きが互い違いになっている場合です。この場合、コンデンサの向きがそれぞれ逆になっていれば不合格とすべきですが、全体の個数としてはどちらも極性マークが上にある物と下にある物、それぞれ1個ずつとなるためどちらも合格となってしまいます。
このような場合はエリアごとに分けて判定を行います。下の点線の枠のように、あらかじめエリアを決めておいてそれぞれのエリアで個数判定を行います。
これにより同じ個数で互い違いになっているNG品でも正しくNG判定できるようになります。
このように、製造の現場では「画像の中に何が何個検出されたか」だけではなく「どこに検出されたか」という情報が必要となる場面が多く存在します。このような時はエリア判定機能をご利用ください。
(2020.09.16)
(2020.09.16)