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EasyInspector新機能~Webカメラの制御~


こんにちは。なつめです。

朝晩はだいぶ涼しくなりましたが、まだまだ暑いですね。


さて、8月30日のブログでご紹介させていただいた最新版EI(EasyInspector)ですが、もうお試しいただけましたでしょうか?

今回は、
EIでWebカメラを制御する方法をご紹介いたします。


従来のソフトでWebカメラを使った場合、一旦電源を落としてしまうと、
Webカメラが初期設定(自動露光など)に戻ってしまいます。
最新版ソフトでは、マスター画像が自動露光などの設定を記憶していますので、
マスター画像に応じて、カメラの露光時間などを自動的に制御できるようになりました。
これにより、webカメラでより安定した検査が可能です!
*対応していないカメラもあります。

それでは、露光時間、ゲイン、WB(ホワイトバランス)について説明します。

露光時間は、カメラが光を取り込む時間です。
長ければ長いほど、明るくなりますが、長過ぎると画像がブレやすくなります。

ゲインは、訳すと「増幅」という意味になります。
カメラが取り込んだ光を電気信号に変えた後、この信号をどれだけ増幅するかという値です。
露光時間を長くできない場合かつ画面を明るくするときに使います。
ただし、値を上げすぎてしまうと、ザラつきが気になる画像になってしまいます。

WB(ホワイトバランス)は、1ピクセルあたりに取り入れる色(赤、緑、青)の
バランスを取って、白いものが白く映るように調節する機能です。
一般的に値を小さくしますと緑がかった画像に、大きくしますと赤みがかった画像になります。

露光時間を長くしてゲインを小さくした明るさ(左下図)と
露光時間を短くしてゲインを大きくした明るさ(右下図)は基本同じになりますが、
後者の方はノイズも増幅され、チラチラとノイズが気になる画像になります。
(下の黒い部分を御覧ください。分かりづらいですが、画像がちらついています)
ですので、露光時間を長くして明るさを取り入れ、ゲインは極端に
変えない設定をお勧めします。後は、照明をうまく使います。

お試しいただけますと幸いです。

(2013.9.6)